自転車旅に最適なタイヤサイズは何なのか?
自転車旅で最適なタイヤサイズはいくつが良いのか?という疑問はネットを見ていても様々な形で議論されています。旅用タイヤで一番求められることは旅先での入手のしやすさといわれています。10年位前までは旅用自転車はMTBベースがほとんどで、26HEが絶対正義だったような気がします。とりあえず26HEなら間違いないというような風潮だったし、MTBルック車の普及によって、街の自転車屋やホームセンター等どこでも入手できました。

しかし、ここ最近その流れが変わってきました。MTBのタイヤサイズが650Bに変わりつつあり、26HEが今後市場から消える可能性がでてきました(といっても10年くらいは問題ないと思われるが)。なので650Bにしとけば良いのかというわけでもなく、そもそもMTB自体が下火になり、あまり見かけなくなったため、650Bが爆発的に普及することはありえません。

ということで、国内を旅するのであれば700Cがベストでないかと思います。最近はクロスバイクやロードバイクが普及してきたため、700Cがどこでも入手できるような状況になってきましたし、グラベルロードブーム?の影響なのか、高性能な太いサイズのラインナップが豊富になってきました。旅人の自転車を見ていても、ほとんどがクロスバイクやロードバイクベースで、700Cのタイヤを履いていました。

私は当初、軽快さ重視で28Cのタイヤを履いていましたが、28Cだと荒れた路面での乗り心地の悪さや、トンネル内の砂の堆積によるスリップ、リム打ちによるパンクなど、様々なストレスがあることから、現在では32Cに変更しています。パナレーサーのグラベルキング(スリック版)ならば重量が300g前半に収まるので軽快さが犠牲にならないし、対パンク性能が高いので、旅中パンクの頻度が大幅に減少しました。結果的に32Cのほうが早く走れるということが分かりました。

ちなみに最近、コンチネンタルからロードバイク用タイヤの定番グランプリ5000の32Cが販売されたようですが、このタイヤは32Cなのに290gしかないようです。その分値段も高いですが・・・

色々長くなってしまったが、個人的には旅用タイヤのベストチョイスは700×32Cでないかと思います。
IMG_0772