シマノが自転車旅をダメにする
自転車部品はシマノが世界シェアの70%を占めているとも言われています。もはや自転車メーカーはシマノなしでは成り立たない状況となってしまいました。この状況はパソコン界で言うインテルとPCメーカーの関係に似ているのかもしれません。
シマノの独占状態になってしまったことで様々な弊害が発生しています。ユーザー軽視のモデルチェンジが最たる例でしょうか。モデルチェンジで性能が向上するのは喜ばしいことですが、その度に互換性がなくなる場合が多々あります。
例えばロード系コンポーネントのシマノ105は2014年に5800系にモデルチェンジされてリアが10sから11sになりました。となると、これまでの105ユーザーは互換性のない11sに丸ごと変更する(5万以上)か、互換性のある別のグレードに変更するしかありません。
普通は互換性のある別のグレードに変更すると思います。残る10sのグレードはTiagraですが、2015年にモデルチェンジとなった際に、なぜかMTBと同じタイプの10sになり、5700系105とは全く互換性のない別物に生まれ変わりました。つまりこれまで5700系を使用してきたユーザーは強制的に全てのコンポーネントを取り換えるしかない状況となってしまったのです。
このようにシマノの独占による弊害が深刻化しつつあると思います。ロードバイクでレースをするような方は、勝利するために常に先端技術を駆使した最上級グレードを使い続けるので全く不満はないと思います。
しかし、私のように自転車を旅のツールとして使用する者にとっては嫌がらせ以外の何物でもありません。そもそもリア11sなんて自転車旅では全く必要性を感じません。段数が増えればチェーンが細くなり耐久性が著しく低下するだけでなく、セッティングもシビアになるといったデメリットがあるので、使用したくないというのが本音です。
これまでのモデルチェンジで、どんどん多段化されてしまい、耐久性とメンテナンス性に優れた9sや8sのグレードは変速精度の劣る最低グレードのみとなってしまいました。
また、パーツの自由度も多段化の度に低下しています。9s時代まではロード系とMTB系のコンポーネントをミックスできたので、リアにMTBコンポーネントを使用したドロップハンドル車なんてものも作れました。(かなり軽いギヤを使用できる)
それが10s以上ではロード系とMTB系は全く互換性がなくなり、挙句の果てに同じ段数同士でもグレードが変わると互換性がないという訳の分からない状況も生まれました。
最後にシマノに対する要望ですが、どんどん多段化するのは結構ですが、昔のグレードもきちんと生産し続けて下さい。(ヤフオクで古いグレードが高値で取引されています・・)
今後も、自転車旅にはつらい時代が続きそうです。
自転車部品はシマノが世界シェアの70%を占めているとも言われています。もはや自転車メーカーはシマノなしでは成り立たない状況となってしまいました。この状況はパソコン界で言うインテルとPCメーカーの関係に似ているのかもしれません。
シマノの独占状態になってしまったことで様々な弊害が発生しています。ユーザー軽視のモデルチェンジが最たる例でしょうか。モデルチェンジで性能が向上するのは喜ばしいことですが、その度に互換性がなくなる場合が多々あります。
例えばロード系コンポーネントのシマノ105は2014年に5800系にモデルチェンジされてリアが10sから11sになりました。となると、これまでの105ユーザーは互換性のない11sに丸ごと変更する(5万以上)か、互換性のある別のグレードに変更するしかありません。
普通は互換性のある別のグレードに変更すると思います。残る10sのグレードはTiagraですが、2015年にモデルチェンジとなった際に、なぜかMTBと同じタイプの10sになり、5700系105とは全く互換性のない別物に生まれ変わりました。つまりこれまで5700系を使用してきたユーザーは強制的に全てのコンポーネントを取り換えるしかない状況となってしまったのです。
このようにシマノの独占による弊害が深刻化しつつあると思います。ロードバイクでレースをするような方は、勝利するために常に先端技術を駆使した最上級グレードを使い続けるので全く不満はないと思います。
しかし、私のように自転車を旅のツールとして使用する者にとっては嫌がらせ以外の何物でもありません。そもそもリア11sなんて自転車旅では全く必要性を感じません。段数が増えればチェーンが細くなり耐久性が著しく低下するだけでなく、セッティングもシビアになるといったデメリットがあるので、使用したくないというのが本音です。
これまでのモデルチェンジで、どんどん多段化されてしまい、耐久性とメンテナンス性に優れた9sや8sのグレードは変速精度の劣る最低グレードのみとなってしまいました。
また、パーツの自由度も多段化の度に低下しています。9s時代まではロード系とMTB系のコンポーネントをミックスできたので、リアにMTBコンポーネントを使用したドロップハンドル車なんてものも作れました。(かなり軽いギヤを使用できる)
それが10s以上ではロード系とMTB系は全く互換性がなくなり、挙句の果てに同じ段数同士でもグレードが変わると互換性がないという訳の分からない状況も生まれました。
最後にシマノに対する要望ですが、どんどん多段化するのは結構ですが、昔のグレードもきちんと生産し続けて下さい。(ヤフオクで古いグレードが高値で取引されています・・)
今後も、自転車旅にはつらい時代が続きそうです。
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