聖なる大地北海道。自転車乗りなら一度は訪れたい場所です。しかし、自転車を持って北海道に上陸するのは意外とハードルが高いのが現状です。特に夏休み期間は皆が北海道に集中するため、切符が取れず上陸断念なんてことも多々あります。
そこで今回は北海道上陸方法について考えてみました。

現在、北海道に上陸するには以下の方法があります。
・飛行機
・鉄道
・フェリー
今回はそれぞれのメリット・デメリットについて考えてみます。

飛行機のメリット
・最短で北海道に上陸できる
・道内各地に一本で行ける
・閑散期なら格安航空券が使える
飛行機のデメリット
・繁忙期は予約を数か月前からしなければならない
・最悪予約が取れなければ中止せざるを得ない
・旅情が皆無
・通常料金だと割高
・欠航のリスク大
・運搬時に自転車が破損する可能性

鉄道のメリット

・東京駅から一本で函館まで上陸可
・飛行機ほどではないがそこそこ早く上陸できる
・予約が取れなくても立ち席で強硬できる
・お先にトクだ値を使えば半額で乗車可(期間限定)
・運休率が低い
・新函館北斗駅前から札幌方面への高速バス・夜行バスに乗り継げる
鉄道のデメリット
・上陸後に道内各地に移動する場合、相当時間がかかる
・通常料金だと割高
・輪行袋の置き場に困る

フェリーのメリット

・料金が最も安い(部屋によるが)
・自転車をそのまま積める(追加料金発生)
・旅情を感じられる
・旅人との出会い
フェリーのデリット
・時間がかかる(大洗‐苫小牧間で17時間)
・繁忙期は瞬殺で予約が埋まる
・やることがなく退屈(まともにネットが繋がらない)
・台風で欠航するリスク
・船酔い


私はこれまで3回北海道に渡っていますが、一回目は青森まで新幹線、青森から函館までフェリー、函館から稚内まで鉄道という変則的な移動法を取りました。初の北海道上陸にはぜひとも船で上陸したいという強い思いがあったからです。
本当なら大洗‐苫小牧線を利用したかったのですが、予約が埋まっていたため、やむなく青函フェリーを利用しました。青函フェリーは何とか深夜便の予約が取れました(運行本数が多く、予約が取りやすい)。乗車時間は4時間。函館上陸時には朝になっていました。上陸した時の喜びは今でも忘れられません。

函館港にて
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2回目の北海道上陸は開通したばかりの北海道新幹線を利用しました。この時は盛岡まで立ち席でした。金曜日の定時後に最終便の新幹線で上陸し、新函館北斗駅前の駐輪場で野宿しました。新函館北斗駅は0時で駅が閉鎖されるので駅寝は不可能です。ちなみに、駅前から夜行バスの札幌行きが運航されており、これに乗れば早朝に札幌到着可能です(自転車積載不可)。
北海道新幹線ができて便利になりました。ふと北海道に渡りたいと思い立ったら、東京駅から一本で北海道まで行けます。もはや大阪や広島に行くのと変わりません。

新函館北斗駅前の駐車場で野宿。人通りは全くないので眠りやすい。
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次の日に1番列車のスーパー北斗で札幌へ
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3回目は念願の大洗‐苫小牧フェリーを利用しました。この時は9月の3連休でしたが、1週間前でも予約が取れました。料金は9000円+自転車1000円くらいでした。夏休み以外は比較的予約しやすいのかもしれません。

19時の大洗発のフェリーに乗船
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自転車はこんな感じで固定
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奮発して豪華ディナー
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カジノ?もあり
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甲板から大洗港を望む。高揚感MAX
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食堂やショップがあるので食べ物には困らない
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新造されたばかりなので室内はピカピカ
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苫小牧に上陸。新たな旅が始まる
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